残留ツバメ救護リレー2001年12月

2001年12月26日、石川県羽咋郡押水町の松田平光さんより、
「もう冬だというのに、ツバメが車庫をネグラにして震えている。
ストーブで暖房をしているのだが、かわいそうなのでなんとかしてほしい。」と
村本会長に連絡があった。
ツバメを捕獲救出するには許可が必要なため、村本会長は石川県羽咋農林総合事務所に連絡。
石川県では沖縄県や日本トランスオーシャン航空に協力を要請した。

松田さん宅の車庫の梁で休む残留ツバメ

12月28日夜、石川県職員とNPO法人日本中国朱鷺保護協会からは村本会長と同協会、長門理事が
網を準備し、ツバメが寝静まったところをけがをさせないように捕獲に成功した。
無事捕獲されたツバメは全部だ40羽、2001年に生まれたと見られる体長約13㎝の幼鳥でした。
12月29日小松空港那覇行きの定期航空便で沖縄へ運ばれ那覇空港付近で放鳥された。

残留ツバメ救出の新聞記事

先日は、寒い石川県にいた残留ツバメ40羽を沖縄まで空輸していただき有難う御座いました。
放鳥されたツバメは大変喜んでいる事と思います。
今回のツバメを救出することが出来たのも近隣の情報を頂いた松田さんを始め関係各位の
協力のおかげと深く感謝しています。
今後ともご理解とご協力をお願いします。

NPO法人日本中国朱鷺保護協会
会長 村本義雄